専門家による時事ネタコラム、JIJICO(ジジコ)に新しい記事が掲載されました。
今回のお題は「外国人観光客の心をつかんで離さない秘訣」についてです。
日本政府観光局による、1月~10月累計の訪日外国人客数が推計で過去最高の1100万9000人だったという発表を受けて、せっかく、たくさんの外国人の方が集まってくれたのだから、なんとかリピーターにすることはできないか?という考えの下、記事を執筆しました。
JIJICOの記事には、2つポイントを書きました。それは、
①提供する価値を変えて興味を持たせること
②繋がる機会をつくること
ということです。(記事とは少し表現が違います。)
①では、5感を刺激することで興味を惹きだすこと。②では、SNSをつかって繋がりを持ち、もう一度来るきっかけをつくることを記事内で紹介しています。
JIJICO記事はコチラ⇒ 「外国人観光客の心をつかんで離さない秘訣」
ただ、記事の方では文字制限があるため、簡易的に紹介することしかできなかったので、少し補足説明をします。
まず、外国人観光客にリピーターになってもらうためには、外国人の心をつかむことであり、そのためには、五感を刺激することが大切であると紹介しています。
ではなぜ、五感を刺激することが大切なのか?
それは、観光サービスは「景観を見る」というような「視覚」で体験することがメインになっているため、一度見たら、もう一度見る理由が無くなってしまうことが少なくないからです。
少し極端な例になってしまいますが、一度いったことのある観光地にもう一度行きたいと思う人は、個人的な嗜好に合う方だけです(極端な表現ですが・・)。
景色を見るのが好きな方、お城が好きな方、鉄道が好きな方、異国の文化に触れるのが好きな方などは、何度でも同じもの、同じ景色、同じ場所に通いますよね?
でもそうでない方は、一度見たら満足して、次は違うところ(観光地)を求めるものです。
つまり、もう一度リピートする・しないは、100%、個人の嗜好任せになっているのです。(少し極端ですが)
ここにヒントがあるのではないかと私は考えています。
「リピートするかしないかは、お客さまが決めること」というのはあたり前のことです。
ただそこに、「お客さまに興味を持ってもらう努力をすること」を忘れていないでしょうか?ということです。
同じ商品やサービスであっても、少し角度を変えて見せることで、再び興味を惹くことはできます。
私は、この少し角度を変えて見せることを「価値を創る」と表現しています。
例えばスカイツリーのある景色の場合、日中に見たときと、夜見たときとでは全く違う景色になりますよね?また、スカイツリーに登って見る景色と、外からスカイツリーを見る景色とでも全く違う景色になります。さらに、陸上から見る景色と、船上から見る景色とでも全く違う景色になります。
このように、同じ、お目当ての商品であっても、少し見方を変えるだけで、全く違う価値が生まれるのです。
さらに、重要なのはここからです。
それは、いま紹介したのは、五感のうちの「視覚」の場合のみということです。
つまり、他の4つの感覚を刺激する際にも、少し角度を変えることで、全く違う価値を創ることができるということです。
同じ商品であっても、「見る」だけでなく「伝える」。「伝える」だけでなく「触らせる」。「触らせる」だけでなく「味わわせる」といった五感を刺激すること、そして、同じ感覚を刺激する場合でも少し角度を変えるだけで、全く違う価値を創ることができるのです。
同じ商品やサービスであっても、伝え方を少し変えるだけで、全く違う価値を創ることができます。
もしも、リピーターが増えないということでお悩みであれば、お客さまに伝える価値を創り、しっかりと伝えるということが大切なのです。
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Tag: JIJICO リピーター集客