Windows Updateを定期的に行っていますか?
意外に知られていませんが、ウィンドウズのアップデートは毎月第2水曜日にセキュリティ情報がリリース(アップデート)されています。(日本時間の場合。)
「時間がとられるので面倒・・・」と感じる方もいるかもしれませんが、セキュリティ対策のことを考えて、毎月、必ず行うように習慣化して下さいね。昼休み時間や、その日の作業終わり、就寝前などにアップデートをすれば、無駄な待機時間を感じなくて済みますのでオススメです。
とは言いつつも、Windows Updateのアラートがポップアップされたときに更新してしまう私ですが、今月はなぜかエラーになり、更新できないというトラブルに直面しました。
表示されているエラーコードは、「 C8000643 」というものでしたので、ググってみたところ、Microsoftのコミュニティで、同じエラーで更新できないという質問を発見しました。
そのコミュニティでの回答は、「海外のサイトに書いてあるようにフォルダーをリネイムすればOK!」というものでしたが、残念なことに、そこに記載されていた海外のサイトでは、それらしき情報が見つけられませんでした・・・(私だけなのか??)。
恐らく、ある程度PCに詳しい方なら、コミュニティに書いてある回答方法を読めば、何をすればよいのか”ピン”とくるのかもしれません。
しかし、コミュニティの中でも「わからないまま」の方もいたようですので、備忘録として、私が行ったやり方を公開保存します。
C8000643 の 対処手順
まず、結論から言ってしまうと、CドライブのWindowsフォルダにある「SoftwareDistribution」というフォルダをリネイム(フォルダ名を変更すること)して、再度、Windows Updateを行えばOKです。
フォルダの場所は”C:WindowsSoftwareDistribution”です。
作業手順は次の通りです。(作業はWindows7のPCで行っています。)
(1)Windowsボタンをクリックし、「コンピューター」を”右クリック”し、「管理(G)」をクリック。
(2)「コンピューターの管理」が表示されるので、左側のメニューの「サービスとアプリケーション」を展開し、「サービス」をクリック。
そうすると右側に、サービスファイルの一覧が表示されるので、その中から「Windows Update」を探し、クリックする。
そして画面上部に表示される「サービスの停止」をクリックし、Windows Updateのサービスをいったん停止する。
※この画面は後で使用するので、閉じずに、そのままの状態で残しておいてください。
(3)次に、CドライブのWindowsフォルダを開き、「SoftwareDistribution」フォルダの名前を変更する。(図の場合、「SoftwareDistribution2」に変更)
フォルダ名を変更したら、(2)の「コンピューターの管理」画面に戻り、「サービスの開始」をクリック。((2)図の「サービスの停止」の部分に表示されます。)
(4)Windows Updateを起動し、アップデートを開始する。
すると、Windowsフォルダの中に、「SoftwareDistribution」が自動で生成されます。((3)図は、生成された後の状態。)
(5)再起動→Windows Updateを実行→再起動を繰り返せば、全ての更新プログラムのインストールが完了し、アップデートも完了します。
以上が、ウィンドウズアップデートエラー【C8000643】の対応法です。
Windows10にアップグレードしたくない場合
※下記の掲載情報は、2016/01/26時点の情報です。
windows update後にPCの前から離れるなどして放置していると、「同意」をクリックしなくても、windows10のアップグレードが自動で始まるケースもあるようですので、ご注意ください。
Windows7や8を利用している場合、Windowsの最新OS、Windows10に無料でアップグレードすることができます。ですが、それを「まだ、アップグレードしたくない!」という方もいると思います。(実は、私もそうです(-_-;))
そういった方が、Windows Updateを行うと、次のような画面を見ることになり、驚くと思います。その画面はコチラ↓
こっちは、Windows Updateをしたいのに、「Windows10にアップグレードする」という選択肢しかないのです。これは、ちょっと驚きますよね。
ですが、安心して下さい。履いて・・・じゃなくて、「はじめに(G)」をクリックしても大丈夫です。
(確認をしていないので、はっきりとは断言できませんが、もしかしたら、この時点で必用なアップデートは完了しているのかもしれません。ですから、この画面で閉じてしまっても大丈夫かも・・・。未検証ですので、自己責任で実験してみてください。)
なぜなら、「はじめに(G)」をクリックしても、すぐにWindows10へのアップグレードが始まるわけではないからです。
クリックすると、Windows10のダウンロードが開始します。
ダウンロードが完了すると、次のような、アップグレードの開始画面が表示されます。
ここで、「同意しない(D)」をクリックすれば、アップグレードは中止されます。ですから、まだアップグレードしたくないという方は、「同意しない(D)」をクリックして下さいね。
そうすると、今度は、Windows Updateの画面が次のように表示されます。
※上記の画面は、「重要な更新プログラムの確認」をクリックし、重要なすべてのプログラムをインストールするチェックを入れた後の画面です。
ここから、「再実行」をクリックしたところ、またWindows10へのアップグレードのインストール画面になります。
ですから、とりあえず、Windows Update画面を閉じてください。しばらくすると、更新プログラムインストールのための再起動のアラートが出ますので、再起動→Windows Updateを実行→再起動を繰り返せば、すべての更新プログラムのインストールが完了します。((5)の図)
今回は以上です。
同じようなエラーで困っている方は、参考にしてみてください。(こういう方法もあるということです。)