熱中症対策 警戒アラート が発令されるなど、近年、熱中症への危機感が高まり、さまざまな 熱中症対策グッズ が発売されています。
ですが、この熱中症の脅威は人だけではなく、電子機器、特にノートパソコンにも及んでいることをご存知ですか?
これをしらずに使用していると、ノートパソコンが突然壊れたり、保存されていたデータが突然消えてしまったり、処理速度が異様に遅くなったりする”低パフォーマンス化”するリスクがあります。
今回はそれを予防するための、 ノートパソコンにも熱中症対策 (!?)な便利グッズを紹介します。
ノートパソコンの熱中症対策 には塩分は不要!
必要なのは放熱促進効果
人の場合は、熱中症対策に必要なのは、水分と塩分、そして熱を冷ますことですが、ノートパソコンの場合は、水をかけたら壊れますし、塩分を与えたらサビそうなのでNGです。ですから、ノートパソコンの”熱中症対策”は、「熱を冷ますこと」だけでOKです。
では、どうやって「熱を冷ますのか?」というと、ノートパソコンを直接冷やすのではなく、ノートパソコンが発する熱を、放熱する手伝いをすることです。
どういうことかというと、電子機器は動作する際に、大なり小なり発熱していますので、使用している間は常に発熱している状態にあります。ですが、その発熱によりある一定の温度を超えると、今度はその発熱による温度が、故障の原因になります。
ですから、大体の電子機器の取り扱い説明書には、使用可能温度(気温?)が記載されています。(気付いてました?)
で、ノートパソコンの場合ですが、高額商品だけあって、一応それに対する対策も取り込んであって、内部にファン(ちっちゃい扇風機のようなもの)が内臓されていて、それを回すことによって、放熱し、電子機器の高温化を防いでいます。
時々、パソコンがフリーズ(操作できなくなること)したときや、複数のことをまとめて操作しているときとかに、パソコンからウィーンって音がするのは、このファンの音です。その時に何が起きているのか?というと、電子機器が高温化するほど発熱しているということなので、高温になりすぎないように、自動で必死にファンを回して、放熱しているというわけです。
じつは、高速処理をしている時以外にも、普通にパソコンを使用している間も、ファンを回して高温化を予防しているのですが、外気 、つまり気温が高い中でパソコンを使用すると、パソコン本体も熱をもつため、自前のファンだけでは、放熱効果が追いつかなくなることがあります。
夏はとくにそれが起こりやすいので、今回はその状態を”熱中症”と例えました。そして、ノートパソコンの熱中症対策というのは、”熱を冷ます”というより、放熱を手伝うことの方が意味合い的に大きいです。
電子機器なので、人のように、冷たい水で絞ったタオルを首にまくとかして熱を冷ますことはできないですからね。(そんなことをしたら、逆に故障の原因になりかねないです)
その代わり、熱を逃すこと、”放熱”を促進させる便利グッズがありますので、2つ紹介します。
多分これが最適解なノートパソコン冷却パッド(ノートPCクーラー)| ノートパソコン熱中症対策 グッズ
紹介する一つ目は、ノートパソコン冷却パッドと呼ばれるもので、ノートパソコンを置ける台に、冷却ファンが複数取り付けられているものです。
これは、ノートパソコンの底に風を当てることで、本体の発熱を抑える効果があると同時に、放熱のサポートにもなります。
ノートパソコンについているファンが、本体内部から放熱するとしたら、ノートパソコン冷却パッドは、本体外部から冷却するって感じです。
別名にノートPCクーラーという名称がついていますが、冷えた風がでるわけではないので、そこだけは誤解しないでください。
ノートパソコンスタンドなら持ち運び&作業も楽々で、放熱効果もあり! | ノートパソコン放熱グッズ
次に紹介するのは、貼り付けるタイプのノートパソコンスタンドです。
ノートパソコンスタンドを使うと、パソコンに角度ができるので、キーボート入力が楽になると同時に、パソコンの底面に空間ができるので、直置きする場合と比べて、放熱効果も期待できます。
ちなみに、私は、ファン付きPC台+ノートパソコンスタンド(+外付けのキーボード)という組み合わせで利用していますので、放熱効果は高いと思われます。
いままで、ノートパソコンを直置きで利用していた方にとっては、放熱効果よりも、キーボードの打ちやすさの方が劇的にかわると思いますので、ぜひ、お試しください。
おまけ 取り付けないタイプのノートパソコンスタンド | ノートパソコン放熱アイテム
おまけで紹介するのは、取り付けないタイプのパソコンスタンドです。ノートパソコンと一緒に持ち運び、パソコンを使用する際に設置するというやつです。
これもパソコンスタンドと同様に、パソコンの底面に空間ができるので、放熱しやすいという効果があります。持ち運びも、二つを組み合わせればコンパクトになるのでがさばらず、とくに気になりません。
さらに、パソコンスタンドと同様に、ノートPCに角度をつけることができるので、タイピング時の手への負担を減らすこともできます。
ちなみに、画像の商品とは別物で、それなりのお値段のものもあるのですが、100均(キャンドゥ)で見つけたボール型ノートPCスタンドでも問題なく利用できます。
もっというなら、ペットボトルのキャップを2つ用意すれば代用も可能です。ただ、キーボード入力の際に滑ったりするかもしれないので、キーボード操作の際に指に力がはいっちゃうタイプの人には使いにくいかもしれないです…。
以上、ノートパソコンの熱中症対策グッツを紹介しました。
持ち運びすることが多い人は、ノートパソコンスタンドをお勧めしますし、固定の場所で使用することが多い人は、ノートPCクーラーをお勧めします。
冷房が効いた部屋で作業する際には、ノートPCスタンドでも十分放熱を促進させることができると思います。
逆に、冬場の暖房が効いた部屋では、作業内容にもよりますが、ノートPCクーラーを使用した方がいいケースもあります。
いずれにしても、人だけでなく、日頃お世話になっているノートパソコンやタブレットやスマホも熱中症対策をすることをお勧めします。
「面白い!」と思ったら、是非実践してみてください。今回は以上です。