犬を散歩している女性が目に留まる。
犬が可愛いからということもあるが、
なによりその女性がとても魅力的で、
自分の理想のお嫁さん像そのままだったからだ。
気が付くと、無意識のままその女性の方に歩きだしていた。
そして女性の目の前で立ち止まる。
女性は突然見知らぬ男性が目の前で立ち止まったことに戸惑っている様子だ。
その見知らぬ男性はゆっくりと、そして力強く、口を開いた。
「僕と結婚して下さい!」
誰がどうみても失敗するパターンだとわかります。
場合によっては変質者やストーカー扱いされますので、
間違ってもマネしてはいけません(笑)
初対面であるにもかかわらず、突然プロポーズをしてしまうような行為は、
誰がやっても成功させることの方が難しいです。
しかし、実際の仕事の現場ではこのような行為が日常茶飯事で起きています。
例えば、飛び込み営業なんてそうですよね。
アポなしで取引の無い企業に訪問し、
「初めまして!○○と申します。弊社の○○という商品を買いませんか?」
そもそも、その商品に興味がなければ購入されません。
テレアポと呼ばれる営業方法もそうです。
「○○という問題に対して○○したいと思いませんか?」
テレアポ営業が確立されているところは上手に商品購入まで誘導していきますが、
自分で選んで購入した商品ではないため、
後々のトラブルの原因になることも少なくありません。
文頭の例でいえば、結婚するまでにはある程度プロセスが必要です。
大まかな例えですが、友達から始まり、
お付き合いをして結婚するというような流れです。
同様にビジネスにおいても、お客様に商品やサービスを購入してもらうためには、
ある程度のプロセスが必要です。
いきなり商品を売りつけようとしても、誰も購入しません。
場合によっては悪いうわさを流されてしまうというリスクが発生します。
きちんとプロセスを踏んで、お客様との距離を縮めていくことが大切ということですね。
あなたは、初対面でプロポーズしていませんか?