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地域振興券を次につなげるために取り組むべきこと

次に繋げるために取り組むべきこと

昨年末、様々な地域で「地域振興券」という名の自治体主体の商品券が販売されました。

多くの地域(すべての地域?)で12月31日を使用期限としていましたので、商品券による地域振興は”ひと段落ついた感”がありますが、じつは、まだやるべきことが残っています。

それは何かというと、”次”に繋げるために取り組むべきことです。”次”というのは、地域振興券の恩恵が受けられなくなった”今”現在や、これから先の未来の収益へ繋げることです。



私が生活する郡山市では、地域振興券(プレミアム付商品券)の使用可能店舗を全店舗共通券と中小店専用券に分けていたので、購入した商品券の半額分は、半・強制的に中小店のお店で使用させるという仕組みになっていました。

この仕組みにより、中小規模のお店でも地域振興券の恩恵を受けるチャンスが増えたと言えます。(他の地域も同じかもしれませんけど。)


地域振興券はドラッグ!?



それでも、振興券の恩恵を受けることができたお店と、そうでないお店があったように、そのチャンスを生かすも殺すも、そのお店次第であることには変わりません。

というのも、少し過激な表現になってしまいますが、地域振興券というのは、中小規模のお店にとっては”ドラッグ”のような存在です。

なぜなら、「地域振興券が使えるお店」というポスターを張るなどして告知するだけで、お客さまがどんどんやってきてくれたからです。



ですが、地域振興券の効果は一時的なものです。振興券が使用できる期間が過ぎてしまったら、「地域振興券が使えるお店」というPRは、お客さまの呼び込みには繋がりません。

それがわかっていても、「売上が増えた」という印象が強いため、「行政が、地域振興券を発行してくれれば、儲かるのに・・・」というように、地域振興券への依存に繋がりやすいという、まさに“ドラッグ”のような一面もあります。


地域振興券の本当の狙いは何か?



そもそも、行政側が地域振興券に期待していたのは「きっかけ」をつくり、地域振興に繋げることです。

各ジャンルの専門家が入って決定した地域振興券が、「一時的に売上が増えるので、お店側も万々歳でしょ?」という安易な考えで決定するとは思えません。(本音は「思いたくありません」ですが・・・(-_-;))



「きっかけ」というのは、普段あまり利用しないお店との出会いの機会であり、そのお店の良さを体験してもらうチャンスを生み出すことです。

つまり、地域振興券を「きっかけ」として、地元の中小規模のお店の良さを知ってもらい、そのお店を継続して利用する「ファン客が増加」することを期待していたと考えることができます。

ですから、地域振興券を一時的な売上に繋がる「ドラッグ」として捉えていたのか?ファン客を増やすための「きっかけ」として捉えて、ファン客を増やすための取組を行っていたのかによって、地域振興券の恩恵を受けられなくなった、これから先の成果に影響してくるということです。


ファン客を増やすには?



ファン客を増やすには、あなたのお店の良さを体験してもらうことで、あなたのお店で買う理由や、あなたのお店に通う理由を教育することが大事です。言い換えると、価格や品ぞろえ以外の部分で、中小規模の店が大型店に勝っている要素をしっかりと伝えることです。

あなたのUSP(Unique Selling Proposition:独自の売り)が「何」で、なぜ、そのUSPがお客さまにとって大事な要素なのか?ということを、しっかりと伝えて、お客さまに理解してもらうのです。



今となっては、地域振興券の使用期限が過ぎてしまったので、そんなことを言われても「後の祭りじゃないか。」と思われるかもしれません。

ですが、今後のお店の運営のために、今回の地域振興券による効果を検証し、何が出来ていて、何が思うようにいかなかったのか?という振り返りを行うことで、次にそういった機会があったときに、今回以上に満足できる成果に繋げるために改善点をまとめることをオススメします。



また、紹介したファン客を増やすための取組みは、今からでも取り入れるべき大事な要素ですので、「何を今さら・・・・」と思わずに、これから一人でも多くのファン客を獲得するために、「何を、どう伝えるのか?」という取り組みは、是非、取り入れてください。


追記:
尚、「地域振興券から考える、顧客情報を収益に変える方法」を、メルマガ会員さん限定で公開しています。

今回の振興券があなたにどのような効果をもたらしたのか?を整理する方法や、それを基にビジネスを改善する方法をなどを紹介しています。

記事に興味がある方は、コチラ ⇒ 会員認証ページのログイン方法についてをご覧ください。



今回は以上です。
面白いと思った方は、是非、取り入れてみてください。



P.S.
なぜ、昨年の10月頃にこの情報を公開しなかったのか?についてですが、実は、コンサルサポートを行っている所に、「この情報はライバルにマネされたくないので、公開しないで下さい」と強く口止めされていたのに加え、他にも思うことがあったこともあり、使用期間が過ぎるまで公開しませんでした。

要するに、コンサルサポートしている所を優遇したということです。

個人的には、この情報を公開していたとしても、それぞれのUSPが違うので、ライバルの手法をそのままマネしても意味がないと考えています。ですから、クライアントさんには影響がほとんど無いと思っているのですが、今回は、特別に「えこひいき」して公開しませんでした。

先にも書いたように、地域振興券は使えなくなりましたが、紹介したファン客を増やす方法はこれからも使える方法ですので、是非取り入れることをオススメします。


Tag: 地域振興券

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