全国のジブリグッツ販売店「どんぐり共和国」より、「となりのトトロとうもころしギフトセット」(税別2000円)が発売されます。とうもろこしをかたどった入れ物に、白雪友禅ハンカチと陶器製のブローチが入っている。どちらもこのギフトセットのみの限定販売されるようです。
(画像元:気になる・人に話したいネットの旬ネタをお届けする 「ねとらぼ」より)
「おかあさんへ」と書かれたシールが何ともグッとくるものがあります。ジブリ好きのお母さんへのプレゼントにピッタリです。
ファンが買いたくなるのは・・・?
紹介したギフトセットですが、ジブリファンならすぐに買いたくなると思います。(私自身、「欲しい」と思ってしまいました。)
商品づくりにおいて、この「ファンならすぐに買いたくなる」という視点はかなり大事ですが、実は、ものすごく基礎中の基礎だったりもします。なぜならば、昔から存在する販売手法で、今でもずっと効果のある方法だからです。
一番わかりやすいのは、仮面ライダーの変身ベルトや、プリキュアのアイテムのような子供向け商品です。例えば、仮面ライダーの番組放送中に流れるTVCMは、仮面ライダーの関連商品のものが必ずありますよね?
これは、”仮面ライダーファン”というターゲットに対して、そのファンが欲しくなるであろう商品をPRすれば、高確率で売れるということの典型例です。
この商品化のポイントは、その作品で使われているものを商品化することです。その商品を手に取る事で、あたかも自分がその作品の登場人物の一人であるかのような体験をイメージさせることができ、思わず欲しくなってしまうのです。
商品化のポイントはイメージさせること
ただし、そういった作品には著作権が存在するので、勝手に商品化することはできません。そこで重要になるのが、「イメージさせること」です。
例えば、パン屋さんに行くと、高確率でアンパンマンをイメージさせるパンが売っています。しかし、商品名は「アンパンマンパン」というようなものではなく、「キャラクターパン」というように、ぼかした名称にしているケースがほとんどです。でも、だれが見ても、アンパンマンパンです(苦笑)
そう考えると、商品化の幅が広がります。
農家の方であれば、トウモロコシにメッセージを貼り、「想いを届けるトウモロコシ」というように商品化することもできますよね?
また、「天空の城ラピュタ」という作品の中で、パズーとシータが食べたパンは、食パンに目玉焼きをのせただけのものですが、軽食店の方なら「空から降ってきた少女がうれしそうに食べたパン」という商品名で、販売することもできると思います。
どちらも、元々ある商品の商品名を変えたり、少し手を加えるだけで、全く違う魅力的な商品に変えることができるという点がポイントです。
著作権などについて詳しくはないので、どこまでならOKでどこからNGなのかは、はっきりと言えませんので、実際に取り組む際には、専門の方にご相談されることも忘れずに。
面白いと思った方は、是非、挑戦してみてください。
今回は以上です。
参考:ねとらば