ネーミングのチカラ。
それは、単に名前をつけるという方法である一方で、意外に効果が大きいものです。
例えば、モノに愛着を持たせるためには、
モノに名前を付けることが有効です。
最近は減っているのかもしれませんが、
車に「○○ちゃん」とか「××号」と
呼び名をつけて呼ぶことで、愛着が湧きます。
それを有効に活用しているのが、iPhoneです。
日本でスマートフォンと呼ばれているものは、
アンドロイド端末と、iPhoneことios端末の
2つにわけることができますが、
ios端末の方が圧倒的に人気があります。
昨年12月の携帯契約件数で、
24カ月ぶりにNTTドコモが首位になったのですが、
その要因としてiPhoeの取り扱いを開始したことが
挙げられていることからも、iPhoneの人気の強さがうかがえます。
ではなぜ、こんなにもiPhoneが選ばれるのでしょうか?
要因はいくつかありますが、
その一つとして、ネーミングのチカラがあります。
スマートフォンはアンドロイド端末と、
ios端末に分けることができるのですが、
実は、その端末の呼び名も大きく2つに分けることができます。
それは、「スマホ」と「iPhone」です。
アンドロイド端末を端末名や機種名で呼ぶ人よりも、
「スマホ」と呼ぶ人が多い一方で、
同じスマートフォンでもios端末に関しては、
端末名である「iPhone」と呼ぶ人が多いのです。
人は、名前がついているものに愛着がわくものです。
飼っているペットや、乗っている車、
人によっては、自転車にも名前を付けいる方もいます。
(自転車に「ベンツ号」とか、「ハーレー号」とか(笑))
名前を付けることで、愛着が湧き、
何度も呼ぶことでとても大切なモノへと昇華します。
アップル社はこのネーミングの力を活用したのではないかと考えることができます。
iPhoneのCMを思い出してください。
「あんなことができる、こんなこともできる。そう、iPhoneならね!」
「iosのスマートフォンならね!」ではないのです。
(語呂が悪すぎますね (+_+))
もちろん、アンドロイド端末のCMでも
機種名を出しているのですが、
インパクトが薄いというのが本音ですね。
機種や端末に関係なく総称である
「スマホ」と呼ばれるアンドロイド端末と、
端末名である「iPhone」と名前を呼ばれるios端末。
愛着が湧くのはどちらでしょうか?
そして、機種変更をする際に、
もう一度選ばれる端末はどちらでしょうか?
このネーミングのチカラが、
ヒトに選ばれる理由に影響しているとしたら、
ビジネスにネーミングの力を取り入れてみてはいかがでしょうか?
その方法は次回お伝えします。
p.s
最近では、アンドロイド端末の中でも、
SONYのエクスぺリアが人気を集めてきていますが、
通信会社各社は「iPhone推し」であることからも、
まだiPhone人気には遠く及ばないようですね。
今回は以上です。