「No.1にならなくてもいい。もっともっと特別なオンリーワン」これは、大ヒットしたSMAPの「世界で一つだけの花」のフレーズです。
ですが、ビジネスにおいては、「No.1になれ」というのがセオリーになっています。(だからこそ、「No.1にならなくてもいい」というのが共感され、大ヒットにつながったのかもしれませんね。)
その理由は、1番だけが覚えてもらえるからです。
例えば、日本で一番高い山は?という問題には「富士山」と即答できると思いますが、日本で二番目に高い山は?という問題に即答することができるでしょうか?では、三番目は??(せっかくなのでちょっと考えてみてください。)
このように、日本一高い山は「富士山」と答えることができても、二番目に高い山や三番目に高い山となると答えることができなくなります。(ちなみに、二番目は北岳、三番目は同列で奥穂高岳と間ノ岳です。)
だから、ビジネスでも「No.1」になる必要があるという考え方なのですが、本当にそうなのでしょうか?「No.1」というのはそんな簡単になれるものではありませんし、場合によっては1番になれないケースもあります。
例えば、登山客を増やしたいと思っても、山の高さを日本一に変えることはできませんよね?ですが、誰にも覚えてもらえないのかというと、実はそうでもありません。
地元の人は当然知っているでしょうし、登山ができるのであれば、登山客の間でも有名な山になっているかもしれません。そういった人達に「日本一高い山は?」という質問ではなく、「山といえばどこですか?」というような質問にすると、1番が富士山ではない可能性が高くなります。
つまり、絶対的な意味での1位になることは出来なくても、相対的な意味では1位になることはできるということです。
相対的No.1になるためには?
絶対的というのは、誰が見ても変わらないものです。例えば、山の標高や川の長さは数値が出ているので、その数値が基準となって比較されます。
それに対して相対的というのは、人によって変わってしまうものです。例えば、好きな山や好きな川というのは人によって判断基準がバラバラで、比較が難しいです。
そして、ビジネスで目指すNo.1というのは、可能であれば絶対的No.1、それが難しいなら相対的No.1ということになります。
では、相対的No.1になるにはどうしたらよいのかというと、少しズラすことです。
例えば、比較対象をズラすという方法があります。先ほどの例の場合、比較対象を「標高」ではなく、「難易度」や「満足度」、「景色」や「地元の人のオススメ」などにズラすことによって、No.1になることが出来るかもしれません。
あなたの取り扱っている商品やサービスでも、比較対象をズラすことによって、No.1になることはできませんか?
面白いと思った方は、是非、取り組んでみてください。
今回は以上です。
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Tag: 相対的価値と絶対的価値