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ローカル鉄道が生き残る道

専門家による時事ネタコラム、JIJICO(ジジコ)に新しい記事が掲載されました。

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今回のお題は、「大井川鉄道のトーマス機関車が人気で増便へ。
ローカル鉄道が生き残る秘訣とは?」というものです。

大井川鉄道のイベント列車「きかんしゃトーマス」が人気により増便したというニュースを受けて、他のローカル鉄道にも何か参考になるものがあるのではないか?という視点でポイントを3つほど紹介させて頂きました。



ローカル鉄道と言えば、鉄道ファンにとって魅力の宝庫ですが、ローカル鉄道の7割超が赤字といわれているのが現状です。

その多くの原因は、人口減少により利用客が少なくなったということと、車の普及により利用手段として選ばれなくなったということが考えられます。

このことからわかることは、ローカル鉄道が生き残るためには、一般的な鉄道の概念である「鉄道=”移動手段”」のサービスで勝負するのではなく、従来の概念とは違う”新しい概念”のサービスの提供で勝負していく必要があるということです。



もっとわかりやすく言えば、利用者が少ないということは、多くのお客さまから、”移動手段として、求められていない”ということだということです。

これは絶対に見過ごしてはいけない事実として捉えるしかありません。
なぜなら、求められていないサービスを提供しても、誰もそのサービスを利用しようとは思ってくれないからです。
これと同じようなことを、多くの企業が行っていますので、鉄道会社だけの問題ではないと思います。)



だから、それとは違う”新しい概念のサービス”がポイントになってくるのです。新しい概念のサービスとは、「鉄道=移動手段」ではないサービスのことです。

例えば、大井川鉄道の「きかんしゃトーマス」の場合は、移動手段として人気があるわけではなく、「あの、トーマスに乗れる」という体験をたくさんの方が求めて人気になっているのです。

つまり、「トーマスに乗れるという体験」をサービスとして提供しているということです。

ここがとても大切なポイントです。


誤解のないように言えば、カッコイイ車体にすれば、利用客が増えるということではないということです。

膨大な費用をかけて、カッコいい車体を購入しても、その「カッコいい車体に乗りたい!」というニーズがなければ、赤字を加速させるだけです。


そうではなくて大切なのは、”新しい概念のサービス”であることが重要なのです。

別に膨大な費用をかけなくても、新しい概念のサービスをつくることはできると思います。

重要なのは、お客さまに悦ばれるサービス・愉しめるサービスであることです。

JIJICOの記事の中では、それ以外の新しい概念のサービスの例や、他の2つのポイントも紹介していますので、興味がある方は、是非そちらもご覧ください。
JIJICOの記事はコチラ ⇒ 『大井川鉄道からローカル鉄道の生き残る道を紐解く』

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