「若手社員の4割は出世を望んでいない」がキケンな理由

やるきのない若手
エンジニア派遣業のVSNが、「20代・30代 ビジネスパーソンの意識調査」を実施し、とても興味深い調査結果が発表されました。
(同調査は7月11日~14日の期間、全国20~30代・男女の会社員を対象に実施、男女各300名、計600名から回答を得たもの。)

それは、
「若手社員の4割は出世を望んでいない」ということ。

「今後、出世することをどれくらい望んでいますか?」という問いには、

という結果となりました。

合計すると、出世を望んでいるのが、58.8%で、出世を望んでいないのが、41.2%という結果です。

つまり、4割の若手社員は出世を望んでいないというのです。


出世を希望しないということは、どのような影響があるのか?

出世するということは、仕事量が増えて、責任と権限が大きくなり、後輩や部下の指導者的立場になるので、今よりも精神的苦労が多くなると考えられます。

ただ、その分だけお給料も増えます。
つまり、出世すると、大変なことが増えるけど、お給料も増えるというメリットがあるのです。


しかし、調査結果によると若手社員の約4割が、出世を望んでいないと回答しています。

これは、企業にとっても、若手社員にとってもキケンな結果だと私は感じます。

出世を望まないということは、

「仕事量は増やさない。責任と権限も増やしたくないし、面倒な部下や後輩の面倒は見たくない。その分お給料は今のままでもガマンします。」

と言っているようなものです。

一見、「最近はそういう若者が増えているからな~」なんて、のんびり受け止めてしまうかもしれませんが、経営者なら、これはとてもキケンな傾向にあると受け止めて下さい。


なぜなら、現状維持を望むスタッフには、向上心がありません。向上心が無いということは、率先して業務の効率化や、仕事の効率化・改善活動を行おうとはしないということです。

さらに、部下や後輩の指導が面倒だと感じているので、人財育成に本気で取りかからないため、優秀な人財が増えにくくなるということでもあります。


現状維持を望むスタッフが多い企業が、次の世代を担う人財を育てることをしなければどうなるのか?

極端な例かもしれませんが、企業が倒産に追い込まれるまでのカウントダウンが始まるということです。


また、もしかしたら、その時は転職すればいいやと思っている若手もいるかもしれませんが、その考えもかなり甘いです。

自己を高め、企業への貢献を積極的にしてこなかった人物を、どの企業が欲しがるのでしょうか?

仕事量も若手の時に任される、少量しかこなせない、責任ある仕事もできない、後輩の育成もできない・・・あなたに残された、出来ることは何ですか?

それは、より安い給料でこき使われるという状況です。

40代・50代になったときに、30代くらいの年下の上司に、嫌味を言われながら、こき使われる人生なんて、できれば考えたくないですよね。



幸いにして、アンケートの調査は、20代・30代の若手を対象にしたものです。
つまり、まだ間に合うということです。

企業としては、「まだ約6割も前向きな社員がいるから大丈夫!」などと思ってはダメですよ。「まだ」ではなく「4割もいる」という認識をして下さい。

そして、早急に対策を行うことが重要です。

ついつい手を抜いてしまう「人財育成」を、改めて見直さなければならないタイミングが、社会的にやってきているかもしれませんね。

若手を「積極的な人物に変える社員教育」を、今後の人財育成テーマとして取り組むことをおススメします。


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