純喫茶磯辺に見る、開業者あるある(ダメバージョン)

「純喫茶磯辺」という映画のDVDを初めて見たのですが、ツッコミどころ満載で面白いな~と思う一方で、同じようなことをしている方が多いような気がするので、これから起業することを考えている方は見ておいた方がよい映画かもしれません。


純喫茶磯辺のあらすじ:

8年前に妻が家を出て以来、高校生の一人娘と暮らす水道工員の磯辺裕次郎(宮迫博之)。
父親が急死して多額の遺産を手にした彼は突如喫茶店経営を思いつき、無計画にも“純喫茶磯辺”を開店させる。

閑古鳥の鳴くダサい店は、美人の素子(麻生久美子)をアルバイトに雇ってから一転、クセモノばかりの常連客でにぎわい始めるというもの。(Yahoo映画より)

多少ネタバレがありますが、ご勘弁下さい。

まず、この店主がやったことは次の通りです。
(記憶に残ったものだけですが・・・。)

□ 店の名前をなんとなくで決定する。

□ 内装は完全に店主の趣味。しかも統一感なし。

□ 開店前にアルバイトを雇う。

□ 開店前に、来客時のオペレーションを決めていない。

□ 開店記念ストラップをつくり、お客さまにプレゼントする。

□ 儲かっていないのに、好みのタイプの女性をアルバイトとして雇う。

□ 儲かっていないので、好みではない方の女性アルバイトを解雇する。

□ お客さんが来ないので、チラシを配りをする。

□ お客さんを集めるために、女性アルバイトの制服をカワイイものに変える。
 
□ 理由もなく、いつの間にか値上げする。

□ レトルト食品をそのままレンジでチンして出す。

ざっと書き出してみたのですが、ツッコミどころ満載ですね。

チラシ配りについては、開店前や、開店当日にやる方が効果が高いですし、その内容についても吟味することが必要です。

女性アルバイトの制服を変えることについては、これで成功している事例がありますので、これはこれでありだと思います。
(「※但し○○に限る」という条件付きですが。)


もしかしたら、「こんなことをやる人はいない。」
と思ってしまうかもしれませんが、店舗系で起業する方は案外やりがちなミスがこの映画にはたくさん盛り込まれています。


例えば、
「喫茶店を始める」と決めたときに、「どんな喫茶店にするのか?」を具体的に決めていません。

映画の場合、
女性にキャーキャー言われたくて喫茶店経営を思いつきますが、気が付いたら、女性の制服見たさに集まった男性客ばかりが集まる店になってしまっています。

「どんな店にするのか?」を決める際には、「どんなお客さまが集まるのか?」ということも決める必要があるということです。

「どんなお客さまが集まるのか」が決まれば、「どんな内装にするべきか?」が決まります。

また、お客さまが決まれば、お客さまによろこばれるメニューや、お客さまが集まりそうな店名が決まりますよね?さらにチラシのデザインや内容も決めやすくなります。


最初に、「どんな店にするのか?」をきちんと考えるか考えないかで、その後のスタートダッシュや、集客、リピーターの増加などに大きな差が出るということです。

これから店舗系で起業することを考えている方は、反面教師という意味で、「純喫茶磯辺」を参考にしてみて下さい。


個人的にですが、映画を見ていて、笑えるように制作しているのだろうけれど、笑えない現実を感じながら見てしまいました。


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