そもそも、忘年会に参加したくないっていう理由は何かというと、
・無理やり「芸」をやらされたる
・上司のお説教、過去の武勇伝が止まらない
・飲めないお酒を無理やり飲ませようとする
といったように、「嫌がる」ことを「させられる」ことが多いからのようです。
嫌なことをさせられるために、プライベートの時間を割くなんて誰だって嫌がりますから、ある意味、正当な理由ですよね。
実は私も、最後の会社ではそう思っていました。
ですが、最初からそうだったという訳ではありません。
というのも、最初の会社では、むしろ、積極的に参加していたからです。
忘年会に積極的に参加していた理由
なぜ、忘年会に積極的に参加していたのか?というと、忘年会というものは、普段なかなか話せない人と話せるチャンスの場だったからです。
しかもお酒の席なので、シラフ状態では聞けないような質問もガンガンできるというのも大きなメリットだと考えていました。シラフでは聞けない質問といっても、仕事面8割、プライベート2割くらいです。
社内でスーパーマンと呼ばれている人って、仕事ができない新入社員の私にとっては憧れの存在ですから、彼らに仕事のやり方や勉強の仕方、今抱えている悩みなど、どんどん聞いてました。
今思うと、彼らにとっては、「面倒な新人が絡んできたな・・・」と思われていたかもしれませんが、その後一緒に仕事をさせてもらった時や、たまに顔を合わせたときに「今日飲みに行く?」と誘われるようになったことを考えれば、忘年会に参加した”かい”があったな〜と思います。
忘年会を愉しめなくなった理由を考察すると・・・
では、そんな私が、「なぜ、忘年会を愉しめなくなったのか?」ということを、今改めて考えてみると、その理由は、「忘年会に参加することで得られるものがなくなったから」ではないかと思います。
愉しかった忘年会って、何らかの「参加するメリット」があるのに対し、つまらない忘年会って「ただの飲み会」になっているんです。
ですから、「忘年会の意義を再定義」する必要があるのでは!と考えます。
忘年会を”再定義”しよう
そもそも忘年会って何のためにやっているの?って考えたことありますか?
「その年の慰労会」みたいな感じに思っている人が多いと思いますが、もう一度、「誰の、何を、ねぎらうの?」ってことを考えてみてください。
あれ?って思いません??
というのも、面白くない忘年会って、「上司のご機嫌取りの場」になっているんです。
うまの合わない上司のご機嫌取りなんて、普段から仕事中ずっっとやってるのに、わざわざプライベートの時間を割いてまで、飲みながらもご機嫌取りするなんて、ストレス源以外の何者でもないですよね(苦笑)
それが、忘年会がつまらない理由の根本です。
ではどうすればいいのか?というと、ものすごく簡単です。
というのも、「上司が」「頑張っている人をねぎらう場」にすればいいからです。
言い換えるなら、忘年会を「ヒトとヒトが触れ合える場」にすることです。(別に踊れとかボディータッチしろという意味ではありませんよ!)
仕事の話に終始するのではなく、例えば、
・休日の日にはどんなことをしているのか?
・今何にハマっているのか?
・今どんな仕事をしているのか(他部署の方など)?
というように、”個人に対しての興味”をもって接する機会にしてしまえば良いのです。
もちろん、プライベートなことを根掘り葉掘り聞くのも相手を不快にさせますので、NGですよ。(最近では、その辺のさじ加減がかなり難しいですけどね・・・。)
ちなみに私の場合ですが、改めて思い出してみると、最初の会社の忘年会って、その準備こそ、下っ端である私(幹事)ががせっせとお店の予約やら、出席確認やら、忘年会の司会進行やらをやりましたけど、愉しかったんです。
なぜなら、飲んでいる最中に「頑張ってくれて、ありがとう」とか、「こういうの(仕事に関するもの)勉強しとくと、あとあと楽になるよ」とか、「今度一緒に飲みに行こう」というように、私にとってはメリットが溢れる場になっていたような気がします。
そういえば、忘年会に限らず、飲みの場での説教なんて、ほとんどされなかったような気がします。そう考えると、上司に恵まれていたんだな〜としみじみ思います。
仕事中にはなかなか話す機会がない人は案外多いものです。忘年会というような機会を通じて、そういった社員同士の交流のきっかけの場として活用できる、そんな忘年会を開催してみてはいかがでしょうか?
もしも、社内に「忘年会に参加したくない」と言う人が多い場合、上司の人の普段の人となりや、お酒の席でコミュニケーション、「忘年会の在り方」そのものを考え直すタイミングだと感じて頂ければいいと思います。
もちろん、面白いイベントを実行してもよいと思います。(「芸」ではなくて、イベントですよ!)
今回は以上です。