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他人事ではない、日光猿軍団の解散

栃木県日光市にある猿の人気テーマパークである、「日光猿軍団」が、原発の影響で外国人調教師が帰国したことと、猿の高齢化を理由に、今年いっぱいで閉園することを発表しました。

一時は年間100万人もの見物客が訪れたほどの大人気のテーマパークのひとつであっただけに、とても残念なニュースです。

しかし、ただ残念なニュースという、「他人事」で終わらせてはいけません。なぜなら、これと同じリスクを多くの中小企業が抱えていることにもあてはまるからです。

原因は、「依存」しすぎにあった!?

日光猿軍団の場合、閉園になった理由として二つあげています。
一つ目は、外国人調教師が帰国したことにより、調教師不足で若い猿の育成が困難になってしまったということ。

外国人調教師に依存し過ぎていたということですね。「もしも、外国人がこぞって帰国してしまったら・・・?」というリスク管理ができていなかったということです。

二つ目は、猿の高齢化が進み、このまま芸を続けることが困難になってしまったということ。

猿の世代交代の時期を見誤り、人気があり芸がきちんとできる高齢の猿に依存しすぎたということですね。人気の猿と同レベルまで若い猿に芸を覚えさせるということができなかったということです。


共通点は、「依存」をしすぎたということですね。「依存」を別の言葉でいうと「頼る」です。

・外国人調教師に頼り過ぎていた
・人気の猿に頼り過ぎていた

予期せぬ事態が原因とはいえ、”頼りすぎ”たために、閉園という決断に至ったということが分かります。

他人事では済まない、中小企業

実は、これと同じようなリスクを、多くの中小企業が抱えています。
外国人調教師も、人気の猿も、少し視点を変えることで「高いスキルを持った人」と捉えることが出来ます。

そして、その「高いスキルを持った人」がいなくなってしまったために、経営を継続することが難しくなってしまったということです。
危機管理


これは、中小企業でよく見られる事でもあるのですが、営業部の中には営業部長やエースと呼ばれている、「他のヒトよりも群を抜いて売上を上げている人」がいて、その人の売上が企業の業績に大きく影響を与えているケースにとてもよく似ています。

例えば、営業部は5人いて、その中のAさんが一人で企業の売上げの50%を上げている場合、Aさん以外の4人で残りの50%の売上を上げているということになります。

これはとても危険な状態です。
なぜなら、その一番売上を上げている一人が退職してしまった場合、企業の売上が50%減るということになるからです。

また、職人レベルの技術が必要な業務をBさんが専任しているという場合も、同様に危険です。

なぜなら、Bさんが病気やケガなどで突然その業務から離れてしまった場合に、誰もその後を引き継げる人がいないため、業務がストップしてしまうからです。仮に後任がいたとしても、Bさんと比較した時にスキルの差がありすぎて、お客様からクレームになってしまう場合もあります。

この2つの例で伝えたいことは、企業が「誰かに依存いる状態」はとても危険だということです。

もう一度日光猿軍団の例で考えてみると、猿の調教師の9割は外国人スタッフだったそうです。9割のスタッフが突然いなくなってしまったら、業務が回らなくなるのは当然ですね。

そして、猿についても、28匹の内12匹が人間の年齢にすると60歳を超えていたそうです。最近では猿の体調を考えて公演を取りやめることもあったということから、その12匹が公演における主メンバーであり、残りの16匹だけでは公演を行うのが困難な状態であるということが分かります。


こういう話をしてしまうと、「日光猿軍団の経営層の危機管理能力に問題があったのでは?」と誤解されてしま鵜かもしれませんが、おそらく日光猿軍団の方もこのことには気づいており、その対策を行っていました。

対策のために調教師を募集し、若い猿達に芸を教えていた真っ最中だったのではないかと思います。
つまり、全く何もしなかったわけではなく、対策を講じている間に原発事故が発生し、今回のような結論を出さざるを得ない事態になってしまったということです。

つまり、リスクに気づいたとしてもその対策を行うには時間が掛かるということです。

日光猿軍団が閉園してしまうのはとても残念なことだと思います。そしてこのことを自社に置き換えて考察してみると、他人事ではない点が多々あることに気づく方がとても多いハズです。

もしも自分では判断できない・わからないという場合には、お問合せいただければアドバイスいたしますので、ご相談下さい

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