「もっと売上を伸ばしたい!」と思ったら、おそらく多くの人は、 最新ノウハウ を取り入れようと考えます。
しかし残念ながら、その時に流行っているノウハウや、戦略を取り入れても目に見える効果が出るのは一瞬で、「半年後には、元の状態に戻っていた」というケースがたくさんあります。
・アメブロが流行っているからアメブロをやろう。
・今度はTwitterってのが流行っているからTwitterだ!
・匿名制なんてもう古い!時代は実名制のFacebookだ!
・じつは、一番アツいのはInstagramってやつらしい。
・いや、YouTubeを使った動画が流行っているらしいよ!
・いやいや、今はLINE@が主流だって雑誌にかいてあったよ・・・(-_-;)
という感じに、その時代での流行の戦略を追っかけている間に、気づけばどれも中途半端になってしまうようです。
そして結局、「何をどうすればよいのかわからなくなってしまった」という状態に戻ってしまうため、「最新ノウハウをやってみたけどいまいちだった・・・」という結論を出してしまうケースもあるようです。
だったら、最新ノウハウを追い続けるのではなく、どれか一つを選び、それだけをやり続ければいいのでは?と思うかもしれません。
それは、半分正解であり、不正解でもあります。
正解なのは、意味もなく最新ノウハウを追い続けない、そして、継続し続けるという部分。不正解なのは、継続し続ければ、「効果が持続できる」と考えている部分です。
特に、ネット系の最新ノウハウを利用しようと考えているのであれば、根本的な問題をクリアする必要があり、その問題をクリアしなければ、どんなノウハウをやってみても大きな効果を得ることは難しいと言えます。
最新ノウハウ に 期待 しては ダメな理由 とは?
では、根本的な問題とは何か?というと、それは大きく2つあります。
1つ目は、
流行のノウハウを自分のビジネスで活かす戦略をしっかりと構築することができていないから。
2つ目は、
ビジネスの基盤となるビジネスモデルが崩壊しているから。
あたり前のことですが、何でもかんでも”やればいい”というものではありません。
「流行っているから」という理由でなんとなくFacebookを始めたものの、”イイね”の数が増えないし、売上にも繋がらなくて「Facebookは効果がない」と結論づけてしまうケースも少なくありません。
大事なのは「どう使えば効果があるのか?」ということを捉え、自分のビジネスに活かす戦略を立ててから取り組むことです。
そして特に問題なのは、2つ目の「ビジネスモデルが崩壊している」場合で、最新の戦略を追っても上手くいかないケースのほとんどの理由がこれです。
ビジネスモデルが崩壊しているというのは、例えるなら大きな穴の開いたバケツで泉の水を汲みに行くようなものです。
一生懸命バケツに水を入れても、バケツに穴が開いている限り、どんどん水が漏れ続けてしまいます。
ここでいう”水”は何を指すのか?というと、それは、事業を運営するための「お金」であったり、そのお金を”落としてくれる”「お客さま」そのものを意味したりします。
お金がどんどん流出していけば、それを上回る利益を出し続けなければ、経営破綻します。同じように、お客さまがどんどん流出してしまえば、それを上回る新規のお客さまを獲得し続けなければ、売上を維持することができず、経営破綻してしまいます。
つまり、ビジネスモデルの”弱み”となっている部分を放置したままでは、何をやっても最終的には経営破綻になってしまう未来が見えるというわけです。
ですから、業績をアップさせるための仕組み作りの第一歩は、今あるビジネスモデルの弱点を強化することが重要なのです。
売上を増やす 3つの数字 | 売上の方程式
ビジネスモデルの弱点を強化する際に参考にするのは、売上の方程式を一つの基準に考えると、すぐに見つかる可能性が高いです。
売上の方程式というのは、
客数 × 客単価 × 購買頻度 = 売上
というものです。
この方程式は、3つのどれか1つの数字を増やすことができれば、必然的に売上が増えるということがわかると思います。
おそらく売上で悩んでいる方は、
集客できない(お客さまが集まらない)又は、
販売できない(お客さまが購入してくれない)又は、
リピートしてもらえない(お客さまが繰り返し購入してくれない)
という代表的な弱点を抱えています。
ですから、その中でも得意なものがどれで、不得手(弱点)なものがどれなのか?を把握し、”バケツの穴”となっている弱点を強化することから始めることで、業績がアップしていくのです。
そう考えると、結構単純ですよね?
売上の方程式について興味を持たれた方は、売上の方程式の”使い方”を紹介した「売上を2倍にする”ハードル”を下げる秘訣」という記事で紹介していますので、ぜひ、そちらの記事も読んでみてください。
今回は以上です。
面白いと思った方は、ぜひ、実践してみてください。